no title

今日は朝から無茶苦茶眠い。

たいした宿題もないから休み時間中はずっと寝ていよう。

そう思っていたんですが、状況は一変。

朝のSHRが終わって1時限目に入るまで15分。

さて寝よう、そう思った瞬間女子の甲高い叫び声。

なんじゃ、なにごとじゃい。

見るとそこにはちっこい虫が。

なんだ、そんなもんで驚いてたんかいアンタらは。

しかし、丁度左隣の人と目が合ってしまう。

うわ、最悪。まさか・・・まさか・・・

やっぱり、ヘルプコールですかい。

うち、今日とても眠いねん。そんなくだらんことに巻き込まんでくれや。

しかし、この騒ぎを鎮めない限り寝ることは不可能に近い。

・・・わーたよ、やりますよ。やればいいんでしょ。

女子のエリア内に行き、よく見る。

なんと、その虫はカメムシだった。

イヤだな、コイツを素手で触るの。

しかし、ここまで来て変えるのもなんだ。取るか。

取りましたよ、アリ取りの要領で。

ちなみに、虫はミミズ以外なら全然いけますのでそこらへんは問題なし。

しかし、予想通りのキツイ臭いは残る。最悪。

しかも、その数秒後に先生が来る。結局寝れず。

その後も移動教室などが続き、全然寝れず。

家庭科の時間、セクハラについて学ぶ。

「女のくせに・・・」はセクハラ。訴えること可能。

「男だから・・・」も訴えること可能。

・・・そこでみんなからの視線が。

確かに、さっきの私は訴えること可能だね。

睡眠妨害と加えて訴えるか・・・。

まぁいい、昼休み・・・昼休みに寝てやる！！

しかし、またも悲劇が我を迎える。

なんと、ハチが侵入。またも女子が喚く。

だぁー！！うるせぇ！

こちとらもうクタクタで眠いんじゃ！

しかし、みなさまの熱いヘルプコール。

しかも女子に加えて野郎共の声も。

・・・わかったよ、やればいいんでしょ(泣)

もうヤケクソ。どうなってもシラネーヨ。

しかし、運がいい。近づいた瞬間逃げる。

あ、なんかちょっと嬉しい。

しかし、野郎共は「氣で逃がした」とかほざきやがる。

2組ヒーロー誕生の瞬間だ、とか。

おい、野郎共！てめぇらいい加減に・・・

いや、こんなことでいちいち起こっていても仕方ない。

しかし、意外な会話が・・・(盗み聞き)

「初めてこのクラスまとまったんじゃない」

「なんか初めて面白かった」

お、お・・・・！？もしや昨日言ったことが現実に？

クラスがまとまったのか！？

たしかに、さっきのヘルプコール・・・まとまってたな。

なんか、そう思うとちょっと得した気分。

やっとクラスが初めてまとまった瞬間じゃー。

うっわー、クサい青春ドラマじゃあるまいし。

このままクラス全員で夕日に向かってレッツラゴーか？