SEVEN DAYS WAR

突然飛び込んできた宗田理さんの訃報。先月も『ぼくらシリーズ』の新刊出ててまだまだやれるのか、スゲェなぁって思っていた矢先の出来事で悲しみしかない。まだ70後半から80くらいのご年齢かと思っていたら95とかになっていたのが驚き。私も年を取ったものよ。

というか、あれって思って追ってみたんだけど、この雑記書き始めて20年、未だに1度も『ぼくらシリーズ』についての記載がなかったことに驚き。まぁこの雑記を書き始めた中学卒業時にはほぼほぼ熱が沈下してたから仕方ないと言えば仕方ないのだろうか。

出会いのきっかけは中学に入って毎朝読書の時間的なものがあり、何か手頃な文庫本無いかなって探したところ発見した『ぼくらの七日間戦争』にドハマり。実写映画は主題歌が神曲ってのと宮沢りえ初主演映画っての以外は日本版チープなホームアローンみたいなものなのであれだけど、当時中学生だった時にはとても新鮮で、そこで反骨精神はやっぱ大事ってのを学んだ。

映画はそうでもないとか言っておきながら、当時寝る時に無音はちょっとってのと買ったばかりのCDコンポを使ってみたくて150分カセットテープに映画の音声入れて再生しながら寝てたのでほぼ映画の展開とセリフを丸暗記しているという恐ろしいことになっている。まぁ片面75分に入り切るように調整していたので実際は前半部分結構カットされてんだけど。

とりあえず本の方はそこから次々とシリーズを読んでいったわけで。名前に反して全く暴力的な作品じゃなく、ある意味日常系ではあるのに、ご老人が亡くなるのはまぁって思ってたけど同級生も亡くなったりするので人生案外何が起こるかわからんものだなっていうリアリティさを中坊ながらに感じていた。

結局読書時間以外にも読み進めた結果1年弱で当時発刊されていた、ある種の区切りであったラストサマーまで読みきってしまい、次の悪魔教師までは読んだんだけど主人公らが社会人になったってのと新刊になるのでブックオフとかで中古で売ってないってのもあってそこから読まなくなってしまった記憶。それでもそこまでの28冊は全部一通り読んだし、スピンオフの2年A組シリーズも仮面学園殺人事件までは読んだし、映画も見た。あれも藤原竜也初主演だったんだと今思うと驚きがある。

そういうわけで中学時代のバイブルの1つだし今の自分を形成したものであることには間違いないと思う。多分実家帰ればまだ文庫本山程眠ってそうだけど、とりあえず七日間戦争だけでもKindleとかで探して読み返そうかなって思った。御冥福をお祈りします。

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